12月の日記


2000. Dec.11 久しぶりの日記に、こんな嫌な話を書くのも、申し訳ないのですが、、
すごく、頭に来ることがあったので、聞いてください。

一昨日、近くのピザ屋で夕食を食べた後、帰り道になっているシアーズ(デパート)
を通り、何気なく、携帯電話ショップで、新しいNOKIAの電話を見ていました。

確かに、小さい電話なのですが、厚さはまだ、日本の電話より厚いので、
「日本の携帯、これの2/3くらいの厚さだよ〜!」と、
何の気無しに、主人に話していたら、
突然、アメリカ人らしき白人男性が、私の背後から、話に割り込んできました。

彼は、流暢な日本語で、話し始めました。
「アメリカ人は、大きいから、何でも、大きい方が良いんだ。」
「アメリカ人は、子供の頃から、肉食ってるからね。」
「車でも、家でも、何でも、大きいだろう。」
「曙だって、大きいだろう、だから強いんだ!たかのはなも、だれも、
日本の相撲取りは、曙に勝てないだろう!」

はじめは、黙って聞いていた私たちも、だんだん、雲行きが怪しくなってきたので、
(なんか、変な人だ)と、警戒して、立ち去るきっかけをつかもうとしていたのですが、
彼は、だんだん、強い口調で、

「おまえら、日本人は、弱いくせに、電話が小さいとか、いってんじゃね〜よ!!」
「おまえら、日本人、英語も喋れないくせに、すぐ、アメリカに来る、
俺は日本語喋れるけど、絶対、日本なんかに行かね〜よ!」

さすがに、かまってられないと思い、その場を立ち去ったのですが、
彼は、追いかけてきて、

「ほら、日本人は、すぐ逃げる!」

さすがに頭にきた私達は、まず、主人が、
主人「なにが、言いたいんですか?」 (ああ、丁寧)
男 「うるせー! アメリカは、一番なんだ。」
主人「第一、あの電話は、アメリカ製じゃ無いですよ」
(本当です。NOKIAは、スウェーデンの会社です。)
男 「なに言ってんだよ!アメリカだよ!」
私 「違います。」
男 「うるせ〜!!ドブス!!」
(完全に頭に来る私、あんたに言われる筋合いは無い!!)
主人「何が言いたいんだよ!あれは、アメリカ製じゃないんだよ。」
男 「うるせ〜!やるのか?このやろ〜!」
男 「おまえら日本人、英語も出来ねえくせに、来るんじゃね〜よ!!」
私 「私たちは、住んでるんです!」
男 「うるせ〜!!ドブス!!」
主人「とにかく、あの電話は、アメリカ製じゃありませんよ。」
男 「じゃあ、聞いて見ろよ!絶対に、アメリカ製なんだよ!」
(おまえは、キャンディキャンディがフランス製だと言い張る、フランス人か!)

私たちは、携帯売り場のお姉さんに、聞きに行くふりをして、
お姉さんに、セキュリティーを呼んで貰うように言いました。

結局、セキュリティーに電話をしている間に、男はどこかに行ってしまったのですが、
お姉さんは、ちゃんと男の特徴をセキュリティーに伝えてくれてました。

そのあと、お姉さんが、
「彼は、知り合い?」
「ぜんぜん!一方的に、文句付けてきたの!」
「あとついていったから、知り合いかと思ったわ。かれは、スペイン語を話していたの?」
「ううん、日本語。」
そのあと、彼がなにを言ったか、説明すると、
”アメリカ一番”は、呆れ顔で聞いていたお姉さんですが、
”ドブスって言われた”と言ったら、目を丸くしてました。

あ〜、しかし、災難だった。




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