コードの作り方
00/11/22
先日、受講したコードの作り方を、自分なりにまとめてみました。
コードメーカーとおもり
*** 用意する物 ***
・コードメーカー
・おもり
(専用のおもりが、別売されています。
また、最近、コードメーカーとおもりのセットも販売されています。)
・鉛筆など、丸くて細く長い棒
・お好きな糸
・人手
(特に、長いコードを作るときは、必須! 3色を作るときは、さらにもう1人必要)
*** 作り方 ***
基本の1色
わくわく2色
キャンディケーン
なんとなく3色
ヘリンボン
ドキドキ3色
キャンディケーン
Tips
こんな、コードを作っていきます。
上から、”基本の1色” ”わくわく2色” ”なんとなく3色” ”ドキドキ3色” です。
‥ ‥ ‥
*** 基本の1色 ***
<ステップ1>
まず、糸を用意します。
何に使うか、決まっているときは、まず、必要なコードの長さを測ります。
必要な糸の長さ = (コードの長さ + 5p) × 3.5
です。
”+5p”は、結び目などに対する余裕分です。
コードメーカーのマニュアルには、3倍と書いてありますが、
糸の種類(のびやすかったり、のびにくかったり)、太さによって、
仕上がりの長さは、微妙に変わってきますので、
何事も、余裕を持って、3.5倍にしています。
糸の量(本数)のは、次のようにチェックします
このように、端の方を2つにおってみて
手で、くるくるとねじってみます。
だいたい、この太さのコードが出来上がります。
<ステップ2>
糸の端に、棒が通るくらいの余裕を持たせて、玉結びを作ります。
奇数本の場合はと、もう片方は、
棒(またはフック)が入るように、間を開けて玉結びを2つ作ります。
結び目を作るときは、糸がそろうように
(長くてたるんだ糸、短くて突っ張った糸が出ないように)
良く、しごいてください。
片方には棒を通し、もう片方には、コードメーカーのフックをかけます。
<ステップ3>
棒を、誰かにしっかりと持って貰います。
(わはは、足で、失礼〜〜。だって、一人だったんだもん。。 お見苦しいものを、お見せしてます。。)
糸がぴんと張るようにします。
何回か、ぎゅっぎゅっとひいて、糸のたるみを矯正しましょう。
そして、コードメーカーのハンドルを回して、がんがん巻いていきます。
巻くべし、巻くべし。。。
ねじれによるでこぼこが無くなって、糸全体がスムーズになるまで巻きます。
巻き加減の目安は、
このように、全体の糸のテンションは保ったまま(油断してはいけません。)
端の方だけ、ちょっとゆるめてみて、
キュルッ!クリン!となれば、オッケーです。
にょろ、くらいでは、まだまだです。
それから、
さらに、5回、
ハンドルを回します。
<ステップ4>
注意深く、糸のテンションを保ったまま、糸を半分にし、
真ん中におもりをかけます。
糸が長いときは、もう一人、手助けが必要かも、、
もう一人に、真ん中をおさえて貰って、端の2人は歩み寄りましょう。
糸のテンションを保ったまま、コードメーカーと棒のついている方を上に、
おもりのついている方を下にします。
(足見えてるよ〜(^^;)
コードメーカーと、棒をはずします。
おもりを押さえている手を離し、自然にくるくる回るに任せます。
もとを押さえている手を離してはいけません。ほどけちゃうよ〜。
端(コードメーカーと棒がかかっていた方)を、しっかりと玉結びします。
これで、出来上がり〜!!
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‥ ‥ ‥
*** わくわく 2色 ***
キャンディケーン
<ステップ1>
糸を準備します。
この場合は、2色の糸をつなげて使うので、
つなげた状態で、必要なコードの長さの3.5倍になるようにします。
つまり、それぞれの色の糸は、1.75倍になります。
太さのチェックの仕方は、2色の糸の束をよじって、確認します。
2色の糸のつなげ方は、
お互い偶数のときは、このように、間に通します。
こちらの方が、端が綺麗になります。
そうでないときは、このように、結んでしまいます。
<ステップ2>
それぞれの端は、このように、玉結びを2つ作り、
フックと、棒が入るようにしておきます。
<ステップ3>
1色のときと、同じ要領で巻いていきます。
<ステップ4>
1色のときと同じように、糸を半分にして(色のつなぎ目が良いでしょう。)
おもりをかけます。
端を、しっかりと玉結びして、出来上がり。
きれいに、ねじねじ。。
ねじり飴のように、なってますね、だから、キャンディケーンです。
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‥ ‥ ‥
*** なんとなく 3色 ***
ヘリンボン
<ステップ1>
糸を準備します。
この例ではキャンディケーンの3色と比べるために、3色にしていますが、
2色でも、それ以上でも、何でも出来ます。
ただ、同系色の方が、いい感じになると思います。
太さのチェックの仕方は、1色のときと同じです。
<ステップ2>
1色のときと同じように、まとめて玉結びをして、
棒の入る輪を作ります。
糸のたるみを良く揃えて、もう片方もにも、フックのかかる輪を作ります。
<ステップ3>
1色のときと、同じ要領で巻いていきます。
<ステップ4>
1色のときと同じように、糸を半分にして、おもりをかけます。
端を、しっかりと玉結びして、出来上がり。
こんな感じです。キャンディケーンとは、違いますね。
ヘリンボンと呼んでいます。
この色あいは、あまりきれいではないですが、
同色系や、メタリックを混ぜると、メッシュのようできれいだと思います。
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‥ ‥ ‥
*** ドキドキ 3色 ***
キャンディケーン
<ステップ1>
糸を準備します。
3色それぞれ、必要なコードの長さの1.75倍用意します。
太さのチェックの仕方は、3色の糸の束をよじって、確認します。
<ステップ2>
それぞれの色の糸の両端に、フックと棒を通すための輪を作ります。
3色の糸を、棒に通します。
このとき、通す色の順番に注意します。
(この順番が、コードの色の順番になります。)
<ステップ3>
誰かに棒を持っていて貰い、まず、1色を巻いていきます。
(さすがに、足では押さえられなかったわ〜、
ということで、今度は、椅子の足を使ってみました。)
1色がしっかり巻けたら、もう一人の誰かに、持っていてもらます。
(たるませないように、注意!!)
(押さえてくれる人が居なかったので、テープで固定)
巻き終わった糸を、しっかり持っていて貰いながら、
次の糸を巻いていきます。
同じように、3色とも、それぞれ巻きます。
<ステップ4>
棒を持っていて貰っている人に、棒にかかった3色の糸を、寄せて貰います。
(ここは、わかりやすく、クラスの写真を使用。)
巻いていた方も、3本合わせて、テープで巻きます。
(こんなに、ぐるぐる巻きにしなくても良いです。(^^;
これは、押さえていたテープをそのまま使ったら、こうなっちゃった。)
テープを巻きます。(正しいバージョン)
<ステップ5>
糸をぴんと張った状態を保ち、
糸の端をつまみながら、
10pほど上を、もう一方の手でつまみます。
端をつまんでいる方の手の力を、
ゆっくり抜くと、そこがきれいにねじれます。
(上の方は、しっかりつまんだままです。)
別の角度で、もう一度。
このように、たぐるように、少しずつよじれるようにします。
最後までよじれたら、コードをしっかりつまみながら、
棒を抜きます。
(手を離すと、ほどけちゃいますよ。)
もし、よりがあまいようでしたら、この時点で、手でねじっても良いです。
しっかり、玉結びします。
テープで押さえている方も、しっかり、玉結びします。
出来上がりです。
ヘリンボンと比べてみてください。
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‥ ‥ ‥
*** Tips ***
<使える糸>
どんな糸でも、使えます。
普通の25番でも、ペールコットンでも、ウールでも、シルクでも、
モヘア、メタリック、レーヨン、ベロア、革、モール、、
何でもOKです。
ただし、Sampler Threadのように、あらかじめ短く切ってある糸は、
長いコードが作れないので、向きません。
<各色の糸の量>
普通は、それぞれの色が同じ太さになるようにしますが、
もちろん、太いものと細いものを組み合わせても、大丈夫です。
いろいろ組み合わせて、試してみましょう。
<コードを切るときは>
少し間を開けて、玉結びを2つ作ります。
玉結びと玉結びの間を切ります。
切ってから、結ぼうなんて、考えてはいけません。
うっかり、手を離してしまうと、、、、悲劇です。
<コードを手で縫いつけるときは>
コードのねじれの溝の部分に、糸がはまるように、
斜めに巻きかがりしていくと、
縫い糸が目立たず、きれいに付けられます。
糸はもちろん、コードの色に合わせてね。
<オーナメントの周りにコードを付けるときは>
人間は、どうしても、真上や真下という、「キリの良いところ」
に注目してしまいます。
コードをオーナメントなどに、付けるとき、
こういうところ(○の部分)につなぎ目を持ってくるのを避け、
少しずらしたところ(矢印の部分)に、持ってくると、目立たなくなります。
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