11月23日

*** ドイツからのお客さん ***

以前にも日記に書いた、私のロシア人の友達
アンジェラのところに、ドイツから友達が遊びに来ました。

アンジェラも、元デザイナー、彼マークも、デザイナーです。

マークは、いかにもデザイナーという風体。
ドイツの空港で、いざ、飛行機に乗ろうとしたら、
パスポートが切れていて、乗れなかったという、
おっちょこちょいさんです。
無事、次の日にハワイへやってきました。
(ドイツでは、パスポートの更新は、即日なんですね。)

お互い、かなり怪しい英語で、楽しく会話をしました。
(マークが一番、英語が上手、さすが、来年から、
また大学へ行こうというだけ、あります。)


いろいろな話をしているうちに、お正月料理の話になりました。
ドイツでは、特に、お正月に食べる料理は無い、とのことです。

私は、年越しそば、雑煮、おせちなどの説明をしました。
ちょうど、オレンジページの「お正月料理」という料理の本があったので、
写真を見せながらの説明。

ちなみに、日本の料理本は、各手順のところにも写真が載っていて、
写真が多いと、びっくりしてました。
そういえば、本屋で見かける料理の本って、良くて、完成の写真だけ、
下手すると、イラストすらも無い場合があります。

お餅を見たことが無い、ということなので、
(餅つきの話まで、しちゃいましたが、)
ちょうど、冷凍庫に買い置きしてあった、
ヨモギ大福を解凍して、ごちそうしました。

お餅も、あんこも、気に入ったようでした。
ヨモギは、説明しようがないので、「草」だ、と言っておきました。


それから、アンジェラが、
マルカイという、日本食スーパーが
マークにとって面白いのではないか、と提案したので、
3人でマルカイにくり出しました。

まず、マークの目にとまったのは、
でんろく豆(だったっけ?)グリーンピースをからっとあげたお菓子。
「これ、好きなんだ〜」と、早速購入。

どら焼きがあったので、
「これは、さっき食べたあんこが入ったパンケーキ」と説明、
それから、羊羹、「あんこをゼラチンで固めたもの」、
マークは2つとも買いました。

あと、私が薦めたのは、「さきいか」をはじめとする珍味。
「イカ」や「タコ」って、アメリカ人には、毛嫌いする人も居るけど、
ドイツ人とロシア人は、何でも、食べます。
豚の脂身だって、平気!!(アメリカ人は、ほとんど食べないですよね。)
(今度、角煮を作ってあげようと思ってます。)

珍味は、「日本酒のベストフレンド」と説明。

マークは、さきいかと、小さい瓶の日本酒を購入。


アンジェラには、今日のおかずにと、イカ(生)の数の子あえを、薦めました。


「これが、さっき言った、そばだよ」というと、
アンジェラは、そばとそばつゆも購入。


マークは、「キムチが好きなんだけど、あれは、日本食?」
というので、「キムチは、コーリャンだよ」と、
でも、そこに、「桃屋のキムチのもと」があったので、
「これがキムチペースト、チャイニーズキャベチにミックスすれば、
キムチが簡単に作れるんだよ」と、説明すると、
早速、かごに、、

「おいおい、それも、買うんかい!!」と思い、
出来上がってるキムチも、見せたけど、
「自分で作る」というので、白菜を選んであげました。


2人は、梅干しを見て、「これは何?」というので、
これは、プラムのソルティーピクルスみたいなもの、と説明、
「すっぱいの?」と言うので、「とっても、すっぱい」と言うと、
どうやら、酸っぱいのは、嫌いらしい、、、
2人とも、それで興味が無くなったようです。


アンジェラは、みそ汁が好きなんだけど、
前に自分で作ったら濃すぎたそうで、
「濃いみそと白いみそ、どう違うの? 」というので、
あわせみそを選んであげました。

さらにアンジェラは、のり巻きが好きで、
自分で作りたいと言うので、
のりと、すし酢を選んであげました。
確かに、日本語が読めないと、どれがただの酢で、
どれがすし酢か、分からないですもんね。

「私、前にこれを買ったんだけど、これは、すしには使えないの?」
と指さしたのは、「酢の物のもと」(かけるだけでOKというやつ)でした。


あと、見落としがちですが、
以外と、ヨーロッパの人に、ものめずらしのが、
カレーの素

あまり、辛いのはイヤだというので、
とりあえず、甘口の「熟カレー」を
選んであげました。
作り方は、当然日本語で書かれているので、
ざーっと、説明して、
「大事なのは、水の量、あとは、好きな野菜と肉を入れればいい」
と教えてあげました。
マークが自分が作ると、張り切っていました。


マルカイには、お歳暮用の、お菓子とか、干し椎茸が売っていて、
「どうして、こんなに、ギフト用のお菓子が売ってるか、分かる?」
と、お歳暮の説明をしてあげました。

アンジェラは、自分も、旦那さんの会社の上司に送らないといけないか?
と、一瞬、心配したみたい。
(アンジェラの旦那さんと、うちの主人は、
同じ、日本の系列の会社に勤めています。)
いらないよ、と、教えてあげたけど。


スーパーからの帰りも、いろいろ食べ物の話をして、
アンジェラが、のり巻きに入れる魚は、何がいい?
と、聞いてきたので、そんな話をしていたのですが、

そこで、私は、「あ、納豆、トライさせてるの、忘れた。。。。」と、、、、
今度は、納豆巻きを、食べさせてあげよう!!

何でも食べる外人って、楽しいね。




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